2013 March

Amsterdam

 
 
 
 
ようやく日本の仕事を終えてパリに戻る。乗り換えのKLMも壮大なラウンジは小さな私にはアペリ ティフを取りに行くだけでも大変。それにしてもクラムチャウダーにオニオンリングというアメリカのような組み合わせ。こういうちょっぴりジャンクなスナッ クも時には美味しい!高校生の頃、アメリカで初めて夜中に友人と映画を見に行った時にほおばったオニオンリングを、遠い遠いアムステルダムで思い出す。

 

Paris

 
 
 
展示会もパリコレも終わり、クライアントも無事帰国されてほっとする。展示会が終わった途端に大雪 になったパリ。ギリシャから仲人の奥様がパリに到着。あまりの寒さに驚かれる。私も疲れているし、久しぶりに和食でも、とサンジェルマンでお蕎麦を頂く。 それにしても、「サンジェルマンでお蕎麦」なんていう事が出来るところが時代というか、パリというか・・・。フランス人の日本食好きは本当に奥が深くて、 既に寿司や刺身では飽き足らず、蕎麦通まで居るというのだから驚く。「貝柱の梅肉和え」なるメニュウを雪のパリで頂くのもなかなかオツ。蕎麦湯を頼んでい るフランス人にはおそれいる・・・。

 

Paris

 
 
 
雪はどんどん激しくなり、深夜には本当に大雪に。主人がローマから来るけれど着陸できるのだろう か?それ以前に「機材繰り」が間に合わずほぼ全便キャンセルに。ローマは暖かいのでなかなかこちらの劇的な大雪は想像できないよう。結局離陸、着陸、陸路 全ての大混雑で12時間以上かかってパリに到着。長いヨーロッパ生活、いろいろあったっけ・・・という気分に。久しぶりに家のお食事なので、温かいスープ とたっぷりのお野菜をちょっぴりエスニックに仕上げて。外はまだまだ雪。

 

Paris

 
 
 
 
グラフィックデザイナーのご夫妻のお宅にディナーに伺う。大変な日本通で「もう40回く らい行った」とか。昨夏はお嬢様とご子息もいらして、暑い夏の夜にリクエストに応えて「居酒屋」に行ってにごり酒をご一緒した。「エイひれとにごり酒は合 うよね?」と本当にマニアック!今晩はフレンチ、それもご自宅なのでますますマニアックに・・・。ア ペリティフのお供は田舎の家の近くの農家自家製のサラミ、洋梨とフノイユ(ウイキョウ)のポタージュ、ブランケット・ド・ヴォー(仔牛のクリーム煮)には 大粒の麦を添えて。チーズのお気に入りの2種類をお手製のチーズボードに載せて、と本当にお心こもりのチョイス。お供のシャンパン、ワインもそれぞれに チョイス、食後酒を頂来ながら延々にお喋りは続く・・・。

 

Paris

 
 
 
イタリア料理は本当に美味しいし軽いので飽きないけれど、パリは やっぱりエスニック!と思っている私達。ヴェトナムを旅して以来その繊細な香草の香りにすっかりファンになったヴェトナミアン。ラオスも旅の記憶があまり にも美しく美味しかったので、それ以来のお気に入り。お野菜がたっぷり頂けることはもちろん、香草やライムの香りの爽やかな感じがとても好き。辛いものや にんにくの利いたお料理が頂けない私には本当にぴったり。

 

Paris

 
 
 
我が家の近くのマルシェに、10月から3月まで素晴らしい牡蠣のスタンドが出る。その場で種類や数 を選んでマルシェで他のお買い物をしているうちに素晴らしいプラトーを作って下さる。昔は牡蠣をそのまま買って、牡蠣様のナイフまで購入して自分で開けて 見たけれど、なかなか上手に開かない上に家中に牡蠣の殻が!すっかり家で牡蠣を食べる事はあきらめていたので嬉しい冬のニュース。雪に振り回されて本当に 疲れた切っていたので、冷えたスパークリングと牡蠣は神様からのご馳走のよう・・・。

 

Paris

   
 
 
東京から帰ってくるやいなや展示会が始まり、クライアントとのディナーが続き、仲人夫人や主人もパ リへ・・。もうパリだか東京だかわからない!その上16年ぶりの寒波と大雪に振り回される。久しぶりの一人のランチにクライアントのお心こもりのお土産、 細い細いおそうめんを頂く。さすが日本のセットで、鰹だしのおつゆも付いて刻みのりも香ばしい。外はまだまだ極寒。暖かいお部屋の中で静かな音楽を聴きな がらおそうめんを頂く・・・。至福の時!

 

Paris

 
 
サンジェルマンに住んでいるので、友人のリクエストはいつも「サンジェルマンらしいビストロ!」と いうことで、カフェとビストロは私にとっては無くてはならない大切な存在。サンジェルマンの皆さんの雰囲気をお邪魔しないように、ひっそりと伺う。ビスト ロのお料理は重いプラが多いと言う人も居るけれど、お野菜のオードブルのバリエーションもたくさんある。レンズ豆のプチタルトや、ポロ葱のヴィネグレット 和え、アヴォカドに子エビのオーロラソースも定番。なじみの顔に会える事もこんなご近所のビストロのお楽しみ。

 

Paris

 
 
 
Plats index 友人のお茶の先生のセーブル美術館でのお茶のイベントに伺う。私のチャリティーのプロジェクトの次 のイベントは彼女が「サンジェルマンでお茶をたてる」というもの。聾の子供達は視覚や触覚が発達しているそうで、静かに見る「セレモニー」を見て、日本の 文化を少しでも感じて下さったらとても嬉しい。フランス人の友人を誘って伺ったら、皆さん、陶芸家、建築家、アートディレクターということもあって、会話 が止まらない!そのままマドレーヌにある「TORAYA]にお茶を飲みにいく。羊羹と玉露を頂きながら日仏の芸術についてお喋りは尽きない。皆さんのお力 のおかげで私のチャリティーのプロジェクトは大変なスピードで進んだことに本当に感謝・・・。 page top

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